MSら7社、最新ブラウザを使ったオンラインセキュリティプロジェクト発動

マイクロソフトとヤフー、楽天などオンラインサービス企業の7社は、Internet Explorer 8のセキュリティ対策機能を活用してオンラインサービスの安全利用を啓発するプロジェクトを始めた。

» 2010年03月01日 16時31分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトとオンラインサービス企業など7社は3月1日、オンラインサービスの安全利用やセキュリティ対策などを利用者や事業者へ啓発する「セーフティ!オンライン プロジェクト」を開始した。Internet Explorer 8(IE 8)など最新ブラウザに搭載されたセキュリティ対策機能を活用を呼び掛ける。

 同プロジェクトではマイクロソフトやオンラインサービス事業者が、ユーザー向けにブラウザに搭載されているセキュリティ対策機能の利用促進や、フィッシング詐欺といったオンライン犯罪の特徴と対策などを共同で啓発する。

 またマイクロソフトは、プロジェクトに賛同する事業者に専用プロジェクトページの提供や、カスタマイズ版IE 8の提供などを行う予定。既にゲッティコミュニケーションズ、デジット、フェンリル、ヤフー、楽天、ラフデッサの6社が賛同しており、マイクロソフトでは100社程度の賛同を見込む。8日からは、学生などを対象にした啓発コンテンツ「学生のみなさんによるインターネット安全警備隊」を賛同事業者の各社(一部)が提供する。

 マイクロソフトではコンピュータセキュリティについて、OSやウイルス対策ソフト、ブラウザなどを使った多層的な対策の導入が重要だとし、特にインターネット上の脅威に対しては最新ブラウザの利用がセキュリティ強化につながるとしている。

 IE 8にはフィッシング対策の「SmartScreenフィルター」や不正プログラムの実行を防ぐ「DEP」、クロスサイトスクリプティング対策やクリックジャッキング対策、保護モードなどを搭載している。ブラウザを複数使い分けている場合でもなるべく最新版を利用し、特に旧バージョンのIEがインストールされている場合はIE 8への移行をユーザーに呼び掛けている。

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