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» 2010年06月30日 14時49分 UPDATE

NECの顔認証、NISTによるブラインドテストで1位を獲得

NECの顔認証技術が、NISTによるベンチマークで第1位の評価を獲得。今後、バイオメトリクスソリューションとして全世界で事業強化を図る。

[石森将文,ITmedia]

 NECは6月30日、米国国立標準技術研究所(NIST)が実施した「バイオメトリクス技術ベンチマークテスト」の「静止顔画像認証部門」において、第1位の性能評価を得たと発表した。既に2010年の1月、NISTによる「ベンダ評価プロジェクト」でも同社の顔認証技術が最高性能と評価されており、NECでは「顔認証技術の世界的な優位性が確実なものとなった」としている。

 ベンチマークでは、実運用を想定し、警察の犯罪記録から抽出した顔画像や、ビザ申請時に使われた顔画像などを対象に、100万人規模のデータを用いて、検索や本人確認などの精度を評価した。その結果NECの技術は、犯罪記録から抽出した160万人の顔画像では92%の検索精度、ビザ申請時に使われた180万人の顔画像では95%の検索精度を達成した。160万人を対象とした検索速度は、画像1枚当たり約0.4秒ということで、これはベンチマークに参加したベンダー中、最速の値となる。

 また他人許容率(他人が本人と誤認される率)が0.1%時の本人拒否率(本人が本人と認識されない率)は、犯罪記録の4万人の顔画像に対しては4%、ビザ申請顔画像に対しては0.3%であり、これは「ほかの参加ベンダーを大きく引き離す結果」(NEC)だという。

 認証のアルゴリズムはNEC中央研究所が開発したもの。NISTによるベンチマークはベンダー名などを伏せた“ブラインドテスト”で実施され、米国国土安全保障省、司法省、FBI、国防総省などが協賛・支援している。

 顔認証技術やビデオサーベイランスは、警察、司法、入国管理機関をはじめとし、アミューズメント施設にまで幅広く導入されつつある。NECでは今回の評価結果をもとに、バイオメトリクスソリューションとして全世界で事業を強化するという。

 なおベンチマークの詳細はこちら(pdfへのリンク)。

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