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» 2010年07月03日 08時30分 UPDATE

ビジネスマンの不死身力:あなたを助ける広い視野 (1/2)

広い視野を持つことは、ビジネスにおける課題解決やアイデア創出を導きます。広い視野は、日常のふとした情報収集や思考習慣を変えることで、徐々に身に付いてくるものです。

[竹内義晴,ITmedia]

考え方を少し変えることで、仕事を楽しく充実したものに。「ビジネスマンの不死身力」では、そのノウハウをお伝えします。


 「もっと広い視野で、物事を考えられるようになりたい」――。仕事をしている上でこんな思いを抱いた経験はないでしょうか。

 広い視野を持つと、誰も気付かない問題点を発見したり、人と違ったアイデアを思いついたりできます。職場の仲間や上司、顧客からの信頼獲得にもつながることでしょう。今回の「ビジネスマンの不死身力」では、広い視野を持つための考え方についてお話しします。

「視野が広い」の意味

 「視野が広い」とはどういう状態を指すのでしょうか。例えば、景色が見えるガラス張りのエレベーターに乗っている状況を思い浮かべてみましょう。エレベーターが上昇すると周りの景色が視界に入り、地面からは見えなかった建物があることに気付きます。視点を高くすると、視野が広がっていくのです。

 では、ビジネスパーソンにとって「視野が広い」とはどのような状態を指すのでしょうか。わたしは「高い視点から、客観的に物事を考えられる」「今まで気付かなかった問題に気付ける」ことだと考えています。斬新なアイデアは新たな提案、問題点の発見はリスク対策につながります。

情報の視点を高くする

 ビジネスの視野を広げるために、エレベーターの例を思い出してみましょう。エレベーターに乗れば視点が高くなり、たくさんの建物が目に入ってきます。この考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。具体的には、視界に入る建物を「情報」と置き換え、情報収集を心掛けてみるのです。

 例として、読書が挙がります。読書は人の体験を少ない投資で学ぶことができ、さまざまな考え方を吸収できます。これを続けると、新たな考え方や視点が見えてきます。例えばわたしは読書を重ねるうちに、成果を出す人の考え方の共通点に気付きました。「本当のプラス思考」になる方法で取り上げた「出来事がプラスに働く場面を考える」はその一例です。

 広い視野を持つには、多くの情報収集が欠かせません。接触した情報量が考え方のベースを作り、視野を広げると考えればいいでしょう。たくさんの情報に触れるうちに、「わたしはこう思う」といった意見も生まれてきます。

抽象度を高くする

 視点を高くするには、物事の「もう1つ上」を考えてみることも有効です。「もう1つ上」とは何かを考えるに当たり、ホームページの作成を題材として考えてみましょう。

 ホームページの立ち上げを考える時、「ホームページを作ること」自体を目的と定めてしまいがちです。その結果、「簡単な更新」「検索エンジン対策」「プログラミング言語」といった具体的な手法、つまり「1つ下」の視点に目がいきます。

 ここで、もう1つ上の視点で目的を考えてみましょう。「ホームページの意味や目的は何か」「ホームページを作成することで何が得られるか」など、抽象度を高めてみるのです。すると、ホームページの目的として、会社の認知度や売り上げの増加、社員の情報発信力の強化などを想定できるでしょう。

 認知度向上が目的なら、マスメディアにニュースを取り上げてもらえるようにプロモーション戦略を練り、売り上げ増を見込むなら街頭でチラシを配る方がいいかもしれません。情報発信力の強化には、社員にプレゼンテーション経験を積んでもらった方が望ましい場合もあります。当初の目的を達成するためにホームページは役立つかもしれませんが、最適とは限らないのです。

 「もう1つ上」の目的を明らかにすることで、別の切り口のアイデアが浮かんできます。そのためには「目的は何か」「それを行うことにどんな意味があるのか」「何が得られるのか」など、「もう1つ上」の視点から考えてみましょう。仲間や顧客と一緒に考えるのなら、抽象度を高める問い掛けをしてみるのもいいでしょう。

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