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» 2010年12月06日 08時10分 UPDATE

ノートPC紛失のコストは1台当たり5万ドル――対策の不備が目立つ

Intelの調査でノートPCの紛失は多額の損害を伴うにもかかわらず、多くの企業はHDDの暗号化やデータのバックアップといった対策を講じていないことが分かった。

[鈴木聖子,ITmedia]

 企業のノートPCが紛失した場合のコストは1台当たり約5万ドル――。米IntelがまとめたノートPCの紛失状況調査で、こんな実態が明らかになった。

 調査はIntelが調査会社のPonemon Instituteに委託して、米国の民間企業と公共機関329社を対象に実施した。それによると、この329社で過去1年間になくしたノートPCは合計8万6455台だった(調査対象は大規模企業が大部分を占め、従業員が使っているノートPCは1社当たりの平均で1万1174台、合計で370万台となっている)。

 ノートPCをなくしたことに伴う情報や知的財産の流出、生産性悪化、法的措置にかかった費用などを合わせた損失額は、1台当たりの平均で4万9246ドル、8万6455台の合計では21億ドルに達した。

 なくした原因は「単純な紛失」が60%を占め、「盗難」は25%、「盗難の疑い」は15%だった。なくした場所は自宅、他社の会議室、ホテルなどの社外拠点が43%で最も多く、空港、列車、タクシーといった交通機関は33%、自社の社内が12%を占めた。置き忘れたり盗まれたりしたPCが戻ってきたのは5%のみだった。

 なくなったPCのうち46%には機密情報が保存されていたが、このうちHDDが暗号化されていたのは30%にすぎず、71%はデータのバックアップを取っていなかった。

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