インターコム、流通業界向けEDIソフトの最新版を発売

インターコムは、エラーメッセージの自動対応などが可能な「流通BMS」対応製品を発売する。

» 2010年12月06日 19時18分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 インターコムは12月6日、流通業界向けのEDI(電子データ交換)運用管理ソフトウェアの最新版「Biware EDI Assist 2.0」を13日に発売すると発表した。

 同製品は、流通BMS(Business Messaging System)で規定された通信プロトコル(EDIINT AS2、ebXML MS、JX)と、従来の通信プロトコル(JCA手順、全銀手順、全銀TCP/IP手順)をサポートし、各プロトコル間でのメッセージを変換して利用できる。新機能として、取引先から受信した不備のある業務メッセージの自動検知と返信、スマートフォン(iPhone/Android)によるシステムの遠隔管理、通信ログおよび操作ログの収集が行えるようになった。

 スマートフォンによる遠隔管理機能では、運用スケジュールの確認、実行、停止などの操作が行える。EDIシステムを複数企業に提供しているサービス事業者や自前で運用している企業の担当者からの要望を受けて、システムトラブルでの迅速な対応を可能にするために開発したという。またログの収集機能は、内部統制に基づくシステムの適正な運用を支援するために搭載した。

 製品は、対応する通信プロトコルの種類(流通BMSと従来のもの、どちらかのみ)や、複数メッセージの同時変換処理の有無により、複数のバージョンをラインアップする。価格は「Biware EDI Assist 2.0 Professional」(流通BMSと従来プロトコル、複数メッセージの同時変換処理に対応)の場合で114万7125円となっている。

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