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» 2011年02月04日 08時00分 UPDATE

Open Middleware実践講座:仮想化環境へのストレージ再構築に求められる運用管理ソフトの基準とは?

コスト削減や運用負荷低減を目的に、ストレージの仮想化が進みつつあります。そこで課題となるのがストレージの状態を正確に把握することですが、解決のポイントは「仮想環境を可視化」することです。

[解説:青木 誠(日立製作所),ITmedia]

(このコンテンツは日立「Open Middleware Report vol.53」をもとに構成しています)

仮想環境を可視化し、運用管理を最適化

 仮想化によるサーバ統合を実践した後さらなるコスト削減や運用負荷低減を求め、同じく仮想化技術を用いてストレージの集約や統合を実行しているケースが多くあります。ストレージを仮想化することで、利用効率を向上しつつ、必要最小限の投資でビジネス状況の変化に合わせたボリュームの追加や構成変更などの拡張が柔軟に行えるようになります。これらを実現するにはストレージの状態を正確に把握することが求められますが、この課題は仮想環境を可視化する運用管理ソフトウェアを利用することで解決できます。

 また仮想環境の運用では、システムの増強が容易な分、データ量およびアクセス量も増加しがちです。そのため業務のサービスレベルを維持するにはストレージだけでなく、業務が稼働しているサーバも含めた性能と容量の管理が必要です。日立では、ストレージ管理ソフトウェアとして「Hitachi Command Suite 7(HCS7)」を提供しており、ストレージを一元管理するとともに、サービスレベルの維持と安定稼働を支援しています。ストレージのキャパシティプランニングの際も容量の追加などを判断するしきい値を設定して運用することで、予防的な施策が取れるだけでなく、予測・トレンド分析にも役立ちます。

 クラウド環境構築におけるストレージとして、日立ではディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform」や「Hitachi Adaptable Modular Storage」を提供しています。HCS7はそれらをサポートしており、クラウド環境内に混在する機種の異なる日立ディスクアレイシステムを共通の操作で運用管理できるので、管理コストの削減に有効です。

 このように、まずシステム全体の状態を可視化できることが仮想化環境の運用管理ソフトに求められる基準と言えます。運用管理ソフトを活用することで、システムのスローダウンを予防し、リスク対策も容易になるだけでなく、人的コストの削減や機器の追加など設備投資を行うタイミングを適切に判断できるでしょう。

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