ニュース
» 2011年03月01日 11時00分 UPDATE

ITmedia エンタープライズ書評:まだ間に合う、『Twitter革命』から学ぶソーシャルの作法

2009年11月発刊の『Twitter革命』は、Twitterの盛り上がりが一段落ついた今だからこそ、冷静に読む価値がある。まだTwitterに取り組んでいない企業は、ソーシャルの作法を学ぶ入門書として読んでもらいたい。

[山本恵太,ITmedia]

書籍プレゼントのお知らせ

今回ご紹介する『Twitter革命』を抽選で2名様にプレゼントします。ご希望の方は、記事下のフォームよりご応募ください。


ソーシャルな世界を知るには、Twitterがオススメ

 Facebookページ(旧ファンページ)を開設する企業が増えてきた。現在、日本でFacebookページを開設しているのは、以前からTwitterを運用している企業がほとんどだ。国内ではまだまだ一般的とは言えないFacebookに取り組んでいるのだから、経営者が新しいもの好きか、社内に自称ソーシャルメディア担当がいるのは想像に難くない。そういった企業は、これから新しいサービスが流行ってもうまいことその波に乗ることができるだろう。

 しかし、Facebookページはおろか、いまだTwitterにも取り組んでいない企業は今後どうなるのだろう。必要になったら取り組めば良い? 本当だろうか。社員が個人的に使っていたサービスで、自社に関わる良からぬことを発言し、炎上してしまったら? ある顧客が漏らした自社に対する不満が他の顧客の共感を呼び、大規模に拡散してブランドイメージに傷が付いてしまったら? 即座に対処できるだろうか。

 Twitterの良いところは、メールアドレスさえあればすぐに始められることだ。ソーシャルメディアへの取り組みができていないことに少しでも不安を感じたなら、まずはTwitterから始めてみることをお勧めする。企業アカウントでなくとも、個人アカウントからでも充分に得るものはあるはずだ。

『Twitter革命』(ソフトバンク新書)

 『Twitter革命』は、神田敏晶氏によるTwitterの解説書である。2009年11月の発刊から1年ちょっと経っている。ちょうどTwitterが一般的に認知されるようになってきた頃のことだ。今さらこの本を持ち出して、Twitterって凄いんですよなどと言うつもりはないが、ソーシャルの作法を学ぶ際にまず読んでもらいたい1冊である。

 本書で最も読んでもらいたいポイントは、“「ゆるいメディア」の価値”(p.100)だ。これまで企業がネットメディアを使ってする情報発信は、プレスリリースやタイアップ記事、広報ブログなどオフィシャルな発信という面が強かった。しかし、人と人とのつながりが重要となるソーシャルメディアでは、「そこに人がいる」という空気を醸し出すため、ある程度の「ゆるさ」が求められる。時には「お昼に牛丼を食べたよ」とツイートすることもあるだろう。大切なのは、顧客にとって有益なツイートと自社の宣伝ツイート、そして「ゆるい」ツイートのバランスだからだ。しかし、どんな本にもその最適な割合は書いていない。自分で使ってみて、バランス感覚を磨くしかないのである。神田氏も「ツイッターの使い方を言語で伝えるのは非常に難しいけれど、自転車の乗り方のように、一度ツイッターの使い方を覚えてしまえば、それほど難しいものではない」と述べている。

 何となく個人アカウントでTwitterの世界が分かってきたら、第4章「ビジネス革命」を読みながら企業アカウントでの運用を始めてみると良い。個人アカウントで得た経験から、何をすると一般ユーザーに嫌われるか判断できるようになっているはずだ。企業アカウントでもうまく使えるようになれば、ソーシャルの基本作法はマスターしたようなもの。それを応用してFacebookにも取り組めば、とりあえずやってみて放置、という事態も避けられるに違いない。

 ここまで読んで、何を今さらと思っている読者も多いことだろう。しかし始めるのは早くても、ユーザーに嫌われる使い方しかできなかったり、フォロワーやファン数など見せかけだけの使い方しかできていないアカウントは無数にある。上手く使えないからといって「なんだかんだ言っても数だよ数!」などと大声で叫ぶマーケッターは自分を含めてたくさんいる。今後、ソーシャルメディアが企業活動の1つとして自然に使われるようになるのは間違いないのだ。そのとき、暗黒面に落ちて間違った使い方をしないよう、ソーシャルマスターを目指して正しい作法を覚えてもらえたらと思う。

 なお、今回ご紹介した書籍をそれぞれ抽選で2名さまにプレゼントいたします。奮ってご応募ください。

募集要項
応募期間 2011年3月1日(火) 〜 2011年3月31日(木)
応募条件 アイティメディアIDの登録ユーザー
当選発表 当選された方への賞品の発送をもって、発表にかえさせていただきます
応募上の諸注意 ・キャンペーン期間中にアイティメディアIDの登録を削除された方は対象に含まれません
・当選者の権利は譲渡・換金・変更することはできません
・厳正な抽選の上、当選者の方へ賞品を発送いたします。なお、賞品のお届け先は日本国内に限らせていただきます。抽選と発送は2011年4月下旬の予定です
・お預かりした個人情報は、アイティメディアIDの利用規約とアイティメディア株式会社の 「プライバシーポリシー」に基づいて厳重にお取り扱いいたします
・住所・電話番号などが不明確な場合や、転居による住所変更や電話番号変更など、なんらかの理由により賞品がお届けできない場合は当選を無効とさせていただきます
・ご応募はお一人様1回限りとさせて頂きます。2回以上ご応募された方は、抽選対象外とさせていただきますのでご了承下さい

※アイティメディアIDに登録済みの方でも、プレゼント賞品発送のために連絡先情報の追加登録をお願いする場合があります。

「ITmedia エンタープライズ書評」最新記事一覧はこちら

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ピックアップコンテンツ

- PR -

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -