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» 2011年03月31日 18時06分 UPDATE

ITmedia エンタープライズ書評:「ソーシャルネイティブ」を理解する7つのキーワード

「ITmedia エンタープライズ書評」第14回。今回は『ソーシャルネイティブの時代 ネットが生み出した新しい日本人』をご紹介します。なお、本記事でご紹介する書籍は、2名の方にプレゼントさせていただきます。詳しくは記事下の応募欄をご覧ください。

[小林教至,ITmedia]

書籍プレゼントのお知らせ

今回ご紹介する『ソーシャルネイティブの時代 ネットが生み出した新しい日本人』(アスキー新書)を抽選で2名様にプレゼントします。ご希望の方は、記事下のフォームよりご応募ください。


 「いまどきの若者は……」と古代エジプトの石板に刻まれているとまことしやかに語られるくらい、年長者が若者を理解するのは難しい。毎年新卒が入社する時期に、日本生産性本部が新入社員を「○○型」と命名しているが、新人を理解するための類型化を企業人が求めていることの証左だろう。

 と、自己弁護するつもりはないが、いまどきの10代、20代を理解するのは難しいと私も感じている。「草食系男子」「ハッピービンボー」「クルマ買わない」「非モテ」「腐女子」などなど。バブル期に学生時代を過ごした私とは明らかに価値観が異なる。本書では彼ら彼女らをネットが生み出した新しい日本人「ソーシャルネイティブ」と称して、1万人のネットユーザーへの調査結果(1万円のiPhoneアプリとしてひところ有名になった)を多角的に分析している。2008年8月にNHKが特集した「デジタルネイティブ」が遠い過去のようだ。

 本書では「ソーシャルネイティブ」を理解するための7つのキーワードを挙げている。

  • 無料コンテンツ
  • ファストファッション
  • リアルのバーチャル化
  • シェア(共有)
  • 価格比較、共同購入
  • ソーシャルメディア
  • iPhone(スマートフォン)

 正直申し上げて、本書の前半は調査結果の分析が主体で、マーケターには重宝だが、私にはいささか退屈だった。私が俄然引きこまれたのは、第5章「ゼログラム化する世界の中で」からだ。

 遠藤氏とは何年か仕事をご一緒したが、当時私は遠藤氏を「IT業界の荒俣宏」または「アスキーのアルビン・トフラー」と呼んでいた。本書でも遠藤氏の博覧強記ぶりが発揮されている。パプア・ニューギニアに生息するホタル「プテロプティック・エフルゲンス」や「カンガルーは速く走っているときのほうが疲れない」を引き合いに出してソーシャルメディアを語るくだりは、遠藤氏の真骨頂だろう。

 本書の最後では、ソーシャルネイティブな時代を予見するためのキーワードを提供する。

  • ユルくなる
  • 創作が流行る
  • レイ・エキスパート
  • ノードになる
  • ハイブリッド経済
  • 生活とメディア

 これらキーワードにピンとくる方は本書を読む必要はないだろう。「Web2.0以降のネットの動きについていけん」「ネットが苦痛になってきた」という方にお勧めしたい一冊だ。

募集要項
応募期間 2011年3月31日(木) 〜 2011年4月10日(日)
応募条件 アイティメディアIDの登録ユーザー
当選発表 当選された方への賞品の発送をもって、発表にかえさせていただきます
応募上の諸注意 ・キャンペーン期間中にアイティメディアIDの登録を削除された方は対象に含まれません
・当選者の権利は譲渡・換金・変更することはできません
・厳正な抽選の上、当選者の方へ賞品を発送いたします。なお、賞品のお届け先は日本国内に限らせていただきます。抽選と発送は2011年4月下旬の予定です
・お預かりした個人情報は、アイティメディアIDの利用規約とアイティメディア株式会社の 「プライバシーポリシー」に基づいて厳重にお取り扱いいたします
・住所・電話番号などが不明確な場合や、転居による住所変更や電話番号変更など、なんらかの理由により賞品がお届けできない場合は当選を無効とさせていただきます
・ご応募はお一人様1回限りとさせて頂きます。2回以上ご応募された方は、抽選対象外とさせていただきますのでご了承下さい

※アイティメディアIDに登録済みの方でも、プレゼント賞品発送のために連絡先情報の追加登録をお願いする場合があります。

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