日本オラクルは中堅企業向けERP製品のサポートサービス期間を延長する。ユーザーがアップグレードなどのシステムライフサイクルを柔軟に計画できるようにするのが狙い。
日本オラクルは4月18日、中堅企業向けERPの「JD Edwards EntepriseOne 9.0 Update2」と「JD Edwards World A9.2 Update1」について新たなサポート期間を設定すると発表した。対象となるのは、技術的な問い合わせへの対応や不具合を解決するためのパッチの開発や提供、そして最新版のソフトウェアの提供を行うサポートサービス「Oracle Premier Support」となる。
従来、JD Edwards EntepriseOne 9.0」のPremier Support期間は2013年9月末まで、JD Edwards World A9.2 Update1は2014年4月末まだったが、それぞれ2015年11月末まで、2015年5月末までに延長する。日本オラクルでは「新たにサポート期間を設けたことで、ユーザーは従来よりも柔軟に、アップグレードなどのシステムライフサイクルを計画できる」としている。
なおPremier Support期間の終了後は、延長サポート期間として「Extended Support」を契約することで、Premier Supportと同等のサービスを3年間利用できる。Extended Support期間の終了後、またはExtended Supportを契約しない場合は「Sustaining Support」期間となり、技術的問い合わせや既存パッチの提供といったサービスに限定し無期限に利用できる。
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