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» 2011年07月06日 09時33分 UPDATE

中国全土でHandbookを販売へ インフォテリアがNeusoftグループと業務提携

インフォテリアが中国・Neusoftグループの大連東軟教育服務有限公司と販売パートナー契約を締結。日本のソフトウェア企業がオフショア開発やアウトソーシングではなく、製品販売において中国企業と業務提携するのは珍しい。

[伏見学,ITmedia]

 インフォテリアは7月5日、中国のソフトウェア開発大手である東軟集団(Neusoft)グループの大連東軟教育服務有限公司と販売パートナー契約を締結した。スマートフォンおよびタブレット端末向けの情報配信・共有サービス「Handbook」を中国市場に投入し、グローバル展開を推し進めていく。すでに大連東軟信息学院の全学生1万4000人と教員700人に対してHandbookを提供。今年9月から教材の配信・管理などで活用される予定だ。

大連市内で行われた契約調印式で固く握手をする大連東軟信息学院の温涛学院長(左)とインフォテリアの平野洋一郎社長 大連市内で行われた契約調印式で固く握手をする大連東軟信息学院の温涛学院長(左)とインフォテリアの平野洋一郎社長

 Handbookは、iPoneやiPad、Androidなどのスマート端末に、テキストや画像、動画、PDF、パワーポイントなどのコンテンツを配信するサービス。ユーザーはアプリを通じてコンテンツを閲覧できる。Webブラウザから配信コンテンツを作成するツール「Handbook Studio」を利用すれば、ドラッグ&ドロップで簡単にコンテンツを登録できるのが特徴だ。日本では、野村證券、日本食研、青山学院大学など100社以上で、会議資料や講義資料の配信用ソリューションとして採用されている。

 このたび中国での販売業務を担当する大連東軟教育服務有限公司は、教育機関や企業向けにソフトウェアの設計や販売、IT人材の育成サービスなどを行っている。現在、政府機関や交通、テレコム、電力など約300社の顧客を抱えるほか、中国国内の大学約400校と業務提携している。同社の総経理を務める陰成林氏は「まずは既存の販売ルートを活用してHandbookを提案していく」と力を込めた。

 大連東軟信息学院の温涛学院長は「インターネットとモバイル端末が普及する中でデジタル教材の重要性を感じていたものの、ITの専門スキルがない教師にとってコンテンツ作りは困難だった。誰でもデジタルコンテンツを作成できるHandbookに大きな有用性を感じた」と採用の理由を語った。

 今回の販売パートナー契約について、インフォテリアの平野洋一郎社長は「創業以来、商圏として中国を重視してきた。中国市場で大きな力を持つNeusoftグループとパートナーシップを結ぶことで、中国でのビジネス展開を加速させていきたい」と意気込んだ。

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