「われわれの関心は個々の問題を洗い出すよりも、革新的なソリューションの開発を促すことにある」とMicrosoft。
米Microsoftは8月3日、革新的なセキュリティ対策技術を開発した研究者に25万ドル以上の賞金を贈る技術コンペ「BlueHat Prize」を開催すると発表した。
ソフトウェアの脆弱性を突いた攻撃が後を絶たない実態に対し、Googleなどは自社製品の脆弱性を発見した研究者に報奨金を出して情報提供を促している。これに対してMicrosoftは「われわれの関心は個々の問題を洗い出すよりも、革新的なソリューションの開発を促すことにある」とした。
コンペでは、Microsoftが力を入れているメモリ関連の脆弱性の悪用防止技術開発をテーマとして研究者から応募を募る。具体的にはMicrosoftが実装している「Data Execution Prevention」(データ実行防止)のような技術が対象となる。入賞者には上位3人に賞金25万ドル以上、グランドプライズ受賞者に20万ドル、2位入賞者に5万ドル、3位に1万ドルを授与する。
応募期間は8月3日から2012年4月1日まで。Microsoftのセキュリティ技術者が内容を審査し、2012年のBlack Hat USAで受賞者を発表する。
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