Google、「+1」ボタンと「Google+」を連係 サークルでの共有を簡易化

Google版「いいね!」ボタンにソーシャルサービス「Google+」のサークルでコンテンツを共有するためのオプションが追加される。

» 2011年08月25日 10時03分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは8月24日(現地時間)、米Facebookの「いいね!」に似たコンテンツ評価ボタン「Google +1」に、ソーシャルサービス「Google+」でコンテンツを共有するための機能を追加したと発表した。数日をかけて全Google+ユーザーが使えるようにするとしている。

 +1ボタンは、Googleが3月に発表したソーシャル機能。Google検索の結果に表示されるほか、Webオーナーが自分のページに設置できる。ユーザーはこのボタンをクリックすることでコンテンツを評価でき、この評価はユーザーのソーシャルグループ(Gmailの連絡先やGoogle Reader、Google Buzzでフォローしているユーザーなど)で共有される。これまでは、Facebookのいいね!ボタンと同様にクリックしてもコメントを追加するウィンドウなどが表示されることはなかった。

 新機能が有効になった後でこの+1ボタンをクリックすると、「Share on Google+」オプションが表示され、これをクリックするとGoogleが「sharebox(共有ボックス)」と呼ぶウィンドウが開く。ユーザーはここでコメントを追加して投稿先の「サークル」(Google+で設定するコミュニティーグループ)を選択し、共有できる。共有ボックスには、コメント入力欄とサークル選択欄のほか、コンテンツへのリンク、概要テキストと(ある場合は)画像が表示される。

 plus plus 1 Google+での共有方法を選択する「共有ボックス」

 Googleは共有ボックスで表示するコンテンツを「+snippets」と呼び、Webオーナーにこの+snippetsをカスタマイズする方法を公開した。具体的な方法はGoogle Codeのページで説明している。

 Googleによると、+1ボタンは100万以上のWebサイトに設置されており、1日当たり40億回以上クリックされているという。

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