日本HP、法人向けスレートPCを投入――3Gモデルも展開

Windows 7 Professionalや8.9インチのディスプレイを採用し、業界最軽量の約690グラムを実現した。

» 2011年11月29日 12時31分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は11月29日、Microsoft Windows 7 Professionalを搭載する法人向けスレートPC「HP Slate 2 Tablet PC」を発表した。Wi-Fi対応モデルを2012年1月上旬に、Wi-Fiおよび3G対応モデルを同年2月上旬にそれぞれ発売する。

 新製品は、8.9インチワイドWSVGA(1024×600ピクセル)のタッチパネル式ディスプレイディスプレイを採用し、業界最軽量(2011年11月現在)となる約690グラムの軽量性を実現した。CPUにはインテル Atom Z670プロセッサを搭載。標準バッテリで約6.7時間の駆動が可能となっている。

HP Slate 2 Tablet PC

 法人利用で強く要望されるセキュリティに対応すべく、データを暗号化する際にデータが記録された記憶装置とは別のチップに暗号キーを記録する「TPMセキュリティチップ」や、スレート端末では業界で初めて、外付けキーボードを利用せずにタッチ操作によるBIOSレベルのパスワード設定ができる機能を持つ。また、ファイルとフォルダの暗号化、やパーソナルセキュアドライブに対応する「Embedded Security for HP ProtectTools」、遠隔操作でデータのロックや消去、盗難に遭った端末を回収する「Computrace for HP ProtectTools」にも対応する。

 想定される利用シーンは、営業職用の携帯端末やサービス業での受付端末、医療機関での診察結果開示ツール、教育機関での電子教科書、小売業でのデジタルサイネージなどさまざま。価格はWi-Fiモデルが6万9300円、Wi-Fiおよび3Gモデルが7万2450円。

 USB2.0やHDMI端子などを搭載するなどデスクトップ利用などに対応可能な「HP Slate ドッキングステーション」や有線LAN接続のための「HP USB Ethernetアダプター」などのアクセサリーも発売する。

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