三井住友海上、保険の契約手続き業務にWindows 7 スレートPCを導入

自動車保険と火災保険の契約手続きをタブレット端末上で完結できる新システムを開発し、11月から運用を開始する。

» 2011年10月11日 17時48分 公開
[ITmedia]

 三井住友海上火災保険と日本マイクロソフトは10月11日、Windows 7のスレートPC(ディスプレイにペンやタッチで入力できる板状のPC)を利用して、自動車保険と火災保険の契約手続きができるシステムを開発し、11月上旬から運用を開始すると発表した。

 新システムは、契約の際の完全なペーパーレス化を実現し、オフラインでも手続きができる機能を搭載するという。タブレット端末を使用した保険契約手続きは、損害保険業界では初になる。Windows環境であるため、既存のセキュリティ対策やアプリケーションをそのまま利用でき、導入のしやすさなどの観点から、スレートPCを採用したという。

 具体的には、保険料の見積りや契約内容の確認、契約の署名といった自動車保険と火災保険の契約手続きを全てタブレット端末上で行う。同社では「ご契約のしおり」をWebサイト上で閲覧できる「Web約款」を採用しており、新システムの導入で紙の使用量をさらに削減するとしている。

 三井住友海上では今後、ノートPCを使用している約1万店の代理店の3万人の募集人のほか、これまでPCを使用していなかった代理店にもWindows 7 スレートPCの導入を推奨していく。

スレートPC画面上での契約署名のイメージ

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