紙で行っていた作業をデジタルに置き換えることで、コスト削減や業務効率アップ、セキュリティの向上も期待できる。
ワコムは2月22日、デジタルファイルにフリーハンドで書き込みできるアプリケーション「Wacom Allwrite」を2012年4月より販売開始すると発表した。液晶ペンタブレット(DTU-2231、DTF-720)にWacom Allwriteを付属したバンドル製品と、Wacom Allwriteの機能をさまざまなアプリケーションに搭載するための開発キットも同時に発売する。
主な特長は以下の通り。
多彩なペン機能
ペンは筆圧機能に対応しており、線の色や太さやペン先の種類も変更できる。消しゴム機能は書き込みの部分消しや一筆消しに対応しているため、用途・目的に応じて使い分けられる。
さまざまな対応ファイル形式
Microsoft Office、PDFや画像などのファイル形式に対応。非対応のファイル形式によるデータも、スニッピング機能(画面キャプチャ)で切取りAll Write内に取り込める。
データの履歴保存、管理
レイヤー機能を使用し、誰が、いつ編集した内容なのかを履歴として保存・管理できる。レイヤーごとにパスワードでロックをかけることも可能で、データの信頼性やセキュリティも確保できる。
豊富なツール群
付箋紙やしおりなど、紙で行うのと同等の作業をデータ上で行える機能を搭載。ペンのサイドスイッチを利用して最少のアクションでこれらの機能を呼び出せる「クイックツール」も装備している。
利用にはワコムの液晶ペンタブレットが必要で、価格はオープン。また、Wacom Allwriteの機能をさまざまなアプリケーションに搭載するための開発キット「Wacom Allwrite Developer」を標準価格30万円で同時発売する。
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