基幹システム用や部門サーバ用に対応する4モデルをラインアップする。
富士通は3月7日、インテルの最新プロセッサのXeon E5ファミリーを搭載したPRIMERGYサーバの新製品4モデルを発表した。大規模・中堅企業の基幹システム用や部門サーバ用向けで、3月中旬から提供を開始する。
新製品は2〜8コアのCPUを選択でき、交流・直流変換効率が92%以上の電源ユニットを採用する。メモリには「DDR3 1600 Registered DIMM」を採用。最大24枚(384Gバイト)を実装可能なため、多数の仮想マシンを稼働できるという。
1Uラックサーバ RX200 S7ではCPUの構成に応じて冷却ファンの回転数を制御できるようにし、回転数を従来に比べて33%低減している。また、オプションとしてデータセンター向けのサーバ内蔵型バッテリを収容できるため、万が一の電力瞬断でも電力を供給でき、大型の無停電電源装置などの設備が不要だという。4Uラック型サーバのRX350 S7は、ハイパフォーマンスコンピューティング環境に対応するため、GPUコンピューティングのカードを内蔵できるようにしている。
4モデルの概要は以下の通り。Xeon E5ファミリーを搭載するブレードサーバも2012年度第1四半期に発売する予定だという。
製品名 | 仕様 | 希望小売価格(税別) |
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PRIMERGY RX200 S7 | 2.5インチモデル、Xeon E5-2603(1.80GHz/4コア)×1、2GバイトLV-Unbuffered DIMM×1 | 29万3900円 |
PRIMERGY RX300 S7 | 2.5インチモデル、Xeon E5-2603(1.80GHz/4コア)×1、2GバイトLV- Unbuffered DIMM×1 | 33万5900円 |
PRIMERGY RX350 S7 | 2.5インチモデル、Xeon E5-2603(1.80GHz/4コア)×1、2GバイトLV- Unbuffered DIMM×1 | 38万900円 |
PRIMERGY TX300 S7 | 3.5インチモデル、Xeon E5-2603(1.80GHz/4コア)×1、2Gバイト LV- Unbuffered DIMM×1 | 32万900円 |
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