富士通、インテル Xeon E5ファミリー搭載のPRIMERGYサーバを発表

基幹システム用や部門サーバ用に対応する4モデルをラインアップする。

» 2012年03月07日 16時59分 公開
[ITmedia]

 富士通は3月7日、インテルの最新プロセッサのXeon E5ファミリーを搭載したPRIMERGYサーバの新製品4モデルを発表した。大規模・中堅企業の基幹システム用や部門サーバ用向けで、3月中旬から提供を開始する。

 新製品は2〜8コアのCPUを選択でき、交流・直流変換効率が92%以上の電源ユニットを採用する。メモリには「DDR3 1600 Registered DIMM」を採用。最大24枚(384Gバイト)を実装可能なため、多数の仮想マシンを稼働できるという。

 1Uラックサーバ RX200 S7ではCPUの構成に応じて冷却ファンの回転数を制御できるようにし、回転数を従来に比べて33%低減している。また、オプションとしてデータセンター向けのサーバ内蔵型バッテリを収容できるため、万が一の電力瞬断でも電力を供給でき、大型の無停電電源装置などの設備が不要だという。4Uラック型サーバのRX350 S7は、ハイパフォーマンスコンピューティング環境に対応するため、GPUコンピューティングのカードを内蔵できるようにしている。

 4モデルの概要は以下の通り。Xeon E5ファミリーを搭載するブレードサーバも2012年度第1四半期に発売する予定だという。

製品名 仕様 希望小売価格(税別)
PRIMERGY RX200 S7 2.5インチモデル、Xeon E5-2603(1.80GHz/4コア)×1、2GバイトLV-Unbuffered DIMM×1 29万3900円
PRIMERGY RX300 S7 2.5インチモデル、Xeon E5-2603(1.80GHz/4コア)×1、2GバイトLV- Unbuffered DIMM×1 33万5900円
PRIMERGY RX350 S7 2.5インチモデル、Xeon E5-2603(1.80GHz/4コア)×1、2GバイトLV- Unbuffered DIMM×1 38万900円
PRIMERGY TX300 S7 3.5インチモデル、Xeon E5-2603(1.80GHz/4コア)×1、2Gバイト LV- Unbuffered DIMM×1 32万900円

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