カスペルスキー、「DNSChanger」の駆除ツールを無償公開

DNSの設定を書き換えるマルウェア「DNSChanger」の感染確認と駆除が行える。

» 2012年04月04日 13時23分 公開
[ITmedia]

 カスペルスキーは4月4日、DNSの設定を書き換えるマルウェア「DNSChanger」の感染確認と駆除を行うためのツールを無償公開した。同社サイトから入手できる。

 DNSChangerは2007年ごろに出現し、2011年には世界で400万台のコンピュータが感染したとされる。当時、インターネットユーザーが不正に書き換えられたDNSによって、マルウェア感染など危険がある悪意サイトに誘導されてしまう可能性があった。米連邦捜査局(FBI)がDNSChangerを悪用したサイバー犯罪組織の摘発と、DNSサーバからのDNSChangerの駆除を行っていた。

 カスペルスキーによれば、FBIの活動で大きな混乱は生じていないものの、今なお数十万台のコンピュータが感染したままの状態にあるという。

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