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» 2012年04月04日 16時19分 UPDATE

EMCが運用管理製品事業を強化へ、ネットワーク構成管理ソフトを発売

仮想化やクラウド化の進展でシステムの運用管理業務が煩雑化しているとして、この領域での製品展開を強化するという。

[國谷武史,ITmedia]

 EMCジャパンは4月4日、ネットワーク機器構成を管理するためのソフトウェア製品「EMC IT Operations Intelligence Network Configuration Manager(NCM)」を発売した。価格は50台の機器の構成変更管理を行う場合で150万円(税別)から。

 NCMは、同社のITインフラ監視・管理製品シリーズ「EMC IT Operations Intelligence」の1つ。ネットワーク機器構成を自動的に取得でき、変更履歴などの管理、エラー確認、ポリシーベースによるコンプライアンス順守状況の確認、ベンダー提供の脆弱性情報に基づいたセキュリティの状態監視、変更管理でのワークフロー、作業ウインドウ、スケジューリング機能などの機能を搭載する。20ベンダー以上のネットワーク機器に対応している。

 会見したグローバル・サービス統括本部 シニアテクノロジーコンサルタントの毛利洋一郎氏によれば、ネットワークでのトラブルの85%が構成変更時のミスが原因だという。新製品を活用することで、ネットワーク構成の変更作業の多くを自動化して人的ミスの発生を抑止できるほか、コンプライアンス順守の確認などが容易にできると説明した。

emc0002.jpg 新製品の概要

 作業時間の大幅短縮も可能で、同社の検証ではパスワード変更完了までに時間を33時間から12分に、QoS(サービス品質)の設定完了までに時間を45時間から2時間に短縮できたとしている。同製品はシステム運用監視製品の「ITOps」とも連携し、NCMで取得した構成情報やアラート、コンプライアンス違反などのエラー情報などITOpsにも反映させたり、ITOpsで行った作業内容をNCM側に提供したりできるという。

システム管理ソリューションを強化

 新製品の販売戦略についてグローバル・サービス統括本部 プロダクト・ソリューション統括部長の永長純氏は、直販とパートナーによる間接販売を予定するが、当面は製品提供を強く求めている金融機関や通信事業者への直販に注力すると語った。

 「EMCがネットワーク管理製品を提供することに疑問を持つ人がいるかもしれない。クラウド環境ではシステム全体を透過的に監視・管理できることが重要になる。当社がこの分野(クラウド管理ソリューション)に注力しており、NCMの提供はその一環」(永長氏)

 同社は「EMC IT Orchestrator」というシステムの統合運用管理基盤製品を海外で展開しており、この基盤を利用すれば、NCMを含めた物理的なシステム基盤からVMwareによる仮想化されたシステムまでを一元的な管理が可能になるという。国内提供は検討中。同社顧客のニーズの中で金融機関や通信事業者の要件は特にNCMに合致するものが多いことから、いち早く提供を開始することになったという。

emc0003.jpg EMCのクラウドインフラ向け運用管理製品

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