Adobe、ReaderとAcrobatのアップデートを予告 Windows版に深刻な脆弱性

ReaderとAcrobatのセキュリティアップデートは米国時間の4月10日に公開予定。特にWindows版の9.xは脆弱性を突いた攻撃が発生しているか、発生する危険が極めて高い状態とみられる。

» 2012年04月06日 14時40分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Adobe Systemsは、ReaderとAcrobatのセキュリティアップデートを米国時間の4月10日に公開すると予告した。特にWindows版では極めて深刻な脆弱性に対処する見通し。

 アップデートの対象となるのは、Adobe ReaderおよびAcrobat X(10.1.2)/10.x/9.5/9.xまでの各バージョン(Windows、Mac向け)と、Reader 9.4.6/9.xまでのバージョン(Linux向け)。

 アップデート適用の優先度は、Windows版のReaderおよびAcrobat 9.5/9.xまでのバージョンが3段階で最上位レベルの「1」となる。この位置付けは、脆弱性を突いた攻撃が発生しているか、発生する危険が極めて高い状態を示す。

 一方、バージョンX(10.1.2)/10.xとMacおよびLinux版では、1段階低い優先度「2」と位置付けており、現時点で攻撃の発生は確認されていないとみられる。

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