個人情報を収集する不審なAndroidアプリ、今度は外部サイトで出現

IPAは個人情報などを外部に送信する不審なAndroidアプリが新たに見つかったとして注意を呼び掛けている。

» 2012年05月23日 17時42分 公開
[ITmedia]

 情報処理推進機構(IPA)は5月23日、携帯端末に保存されている個人情報などを外部に送信する不審なAndroidアプリが新たに見つかったとして注意を呼び掛けた。Googleの公式ストア以外の場所で配布されていたという。

photo アプリ紹介サイトの例=IPAの資料より

 IPAによると、このアプリは「占いアプリオーラの湖」という名称で、アプリ紹介サイトやブログなどで広く紹介されていた。インストールして起動すると、端末の情報やアドレス帳のデータを読み取り、ランダムに抽出・表示して、その日に連絡しあう人を推奨する。だがバックグラウンドでこれらの情報のログファイルが作成され、事前に設定された外部サイトにそのデータを送信するという。

photophoto インストール時と実行時のアプリの特徴

 4月にも同様の特徴を持ったAndroidアプリが公式ストアで大量に見つかり、現時点で警察が捜査を進める事態に発展している。IPAには5月中旬ごろから今回見つかったアプリに関する被害相談が寄せられたという。

 今回見つかったアプリは5月21日にIPAが警視庁サイバー犯罪対策課に情報を提供し、同日夜にはダウンロードできなくなっていた。IPAは公式ストア以外の場所からのアプリの入手には細心の注意を払い、アプリをインストールする際に表示される要求権限の内容を詳細に確認してほしいとアドバイスしている。

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