Interop会場の話題はナニ? セールスフォースがソーシャル分析を披露Interop Tokyo 2012 Report

セールスフォースがソーシャルメディア分析ツール「Radian6」を出品。Twitterのツイートから来場者に関心の高いテーマを探る分析デモが紹介された。

» 2012年06月13日 21時22分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 セールスフォース・ドットコムは、6月13日から千葉・幕張メッセで開催中の「Interop Tokyo 2012」にソーシャルメディアモニタリング・分析プラットフォーム「Salesfoce Radian6」を出展。「ソーシャルコマンドセンター」というデモを国内初披露した。

 Radian6は、米salesforce.comが2011年に買収したカナダ企業のサービスで、世界の1億以上のソーシャルネットワーキングサイトやニュースサイト、ブログ、掲示板サイトにおける話題を、ユーザーが指定したキーワードを基に分析できる。海外ではDellなど4000社以上が利用しているという。

 インターネット上での出現状況や発信者属性の傾向、頻出度といった分析がほぼリアルタイムに行え、企業の担当者がソーシャルメディアのアカウントを持っていれば、「エンゲージメントコンソール」というツールを利用して発信者に直接コンタクトすることもできる。

ハッシュタグからさらにキーワードを抽出してツイートのトレンドをグラフ化。クラウドやデータセンターといった言葉が目立つ

 ソーシャルコマンドセンターのデモではTwitterのツイートのハッシュタグ「#InteropTokyo」を対象に、関心の高いテーマや企業ブース、ツイートの男女比、ツイート数ランキング、エンゲージメントコンソールでのやり取りを6面のディスプレイで表示。初めて実施した昨年のCeBITで好評を得たことから、Interop Tokyoでのお目見えとなった。

ソーシャルコマンドセンターのブース

 同社では今回の出展を契機に、国内サイトとのサービス連携や企業顧客への訴求を本格的に始める。利用価格は個別見積りだが、最小は月額6万円からで、最も多い利用形態では同20万円前後になる。Radian6を担当するブランドマネージャーの加藤希尊氏は、「ソーシャルマーケティングを初めて行うといったスモールスタートから本格的な分析まで多様な利用ニーズに対応できる」と話している。

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