構造化データ管理ソフト市場、2016年には2425億円規模に――IDC予測

構造化データ管理ソフト市場は2011〜2016年に年率3.2%で成長し、2016年には2425億円規模になるとIDC Japanが予測。

» 2012年08月06日 17時59分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは8月6日、「国内構造化データ管理ソフトウェア市場予測」を発表した。2011年の同市場は、前年比1.5%増の2067億円規模だった。また2011〜2016年の同市場は年率3.2%で成長し、2016年には2425億円規模になると予測している。

 構造化データ管理ソフト市場の売上額の約8割を占める「リレーショナルデータベースソフトウェア」(RDBMS)市場は、2011年は前年比2.2%増の1630億円規模となった。東日本大震災の影響で企業の投資抑制傾向が強まった一方、データセンター事業者や通信キャリア、EC事業者、ソーシャルゲーム事業者などで、ITインフラ増強に伴うRDBMSへの支出が拡大したという。

 2011年の構造化データ管理ソフト市場で最も前年比成長率が高かったのは「データ統合/アクセスソフトウェア市場」の6.1%で、市場規模は159億円となった。「大企業のデータベース統合や、大規模データウェアハウス構築案件が好調だった」と同社は指摘している。

photo 国内構造化データ管理ソフトウェア市場 売上額予測、2011年〜2016年(出典:IDC Japan)

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