九州大学、キャンパスクラウドによるサービスを開始

九州大学は、研究者向けのIaaS、学生向けの仮想デスクトップサービスをそれぞれ開始した。

» 2012年10月12日 14時38分 公開
[ITmedia]

 九州大学は10月12日、学内の研究者や学生向けの「キャンパスクラウド」によるサービスを開始したと発表した。キャンパスクラウドの構築を日立製作所が支援している。

 開始したサービスは、研究者向けの開発環境のIaaSと学生向けの仮想デスクトップの2種類。研究者向けサービスでは「Citrix CloudStack」を基盤に採用し、用途に合わせた仮想サーバを提供する。学生向けサービスでは授業や演習などで利用するデスクトップ環境とアプリケーションをネットワーク経由で利用できる。

 「キャンパスクラウド」は、オープンソースソフトウェアの「Shibboleth」を利用して構築した九大の学内システム認証基盤とも連携し、学内のポータルページからシングルサインオンで利用の手続きができる。従来、個々に設置や管理していたサーバやストレージ、PCなども「キャンパスクラウド」環境に移行し、ITリソースの一元管理が可能になっている。

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