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» 2012年11月12日 11時41分 UPDATE

クライアント仮想化ベンダーの競合分析結果を発表――IDC

国内のシンクライアント専用端末、クライアント仮想化ソフト、クライアント仮想化ソリューションの各市場では上位ベンダーが高いシェアを確保し、シェアの順位は大きく変動していないという。

[ITmedia]
tkidc001.jpg 2011年国内シンクライアント専用端末/ターミナルクライアント市場 出荷台数ベンダー別シェア(総出荷台数は20万7500台、出典:IDC Japan)

 IT調査会社のIDC Japanは11月12日、2011年のシンクライアント専用端末、クライアント仮想化ソフトウェア、クライアント仮想化ソリューションの国内市場における主要ベンダーの競合状況の分析結果を発表した。

 まず、シンクライアント専用端末市場のベンダーシェアではDell傘下のWyse Technologyがトップとなり、以下はHP、NEC、日立製作所、富士通だった。中でもWyse Technology、HPの2社の実績が突出し、3位以下のベンダーを大きく引き離しているという。ただし戦略面は、価格戦略をHPと差別化戦略のワイズテクノロジーで対照的だとしている。同市場は、端末、プロトコル、クライアント仮想化ソフトウェアの標準化が進み、マルチベンダー環境でもほぼ問題なく稼働できることから、ベンダー間のスイッチングコストは低いとみている。

 クライアント仮想化ソフトウェア市場のベンダーシェア上位5社はMicrosoft、Citrix、VMware、NEC、Oracleだった。特にMicrosoftは50%以上のシェアを維持。市場全体の成長率が高い中、Citrix、VMwareがシェアを伸ばした。Microsoftの強みはアプリケーション仮想化、デスクトップ仮想化、プレゼンテーション仮想化に該当する製品を全て提供できる点にあるといい、CitrixやVMwareのクライアント仮想化ソフトウェアがMicrosoftのライセンスを前提としている点や、企業で莫大なWindows資産が保有されている点が挙げられるとしている。

 クライアント仮想化ソリューション市場ではベンダーシェアの1位から3位を富士通、日立、NECが占め、HPとIBMが追従している。富士通はCitrixとグローバルアライアンスを提携しているほか、MicrosoftやVMwareとも連携、仮想化案件を全社で担当する部門を設置するなど強化しているという。

 PC,携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストの渋谷寛氏は、「クライアント仮想化関連の主力ベンダーはほぼ定着。一方、今後の買収や合併によってその勢力図が崩れる可能性もあるため、海外の動向も踏まえたうえで注意を払う必要がある」」と述べている。

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