日立システムズ、異業種データの横断分析クラウドサービスを提供

日立システムズが、ソーシャルメディア上のデータや複数の企業のデータを横断的に分析するクラウドサービスの提供を始めた。

» 2013年02月14日 12時28分 公開
[ITmedia]

 日立システムズは2月14日、ソーシャルメディア上のデータや複数の企業のデータを横断的に分析するクラウドサービス「Smart Business Gateway」の提供を始めた。Twitterやブログなどに投稿されたソーシャルデータと、業種をまたぐ複数企業の製品データや販売データなどを組み合わせて分析することで、新商品の開発やビジネス機会の創出を支援するという。

 ソーシャルデータや企業のデータを日立システムズのデータセンターで保管し、独自のデータブレンド技術(データ正規化、匿名化、フォーマット変換)によって相互利用を可能にするサービス。異業種間でのデータの流通やビジネスマッチングに役立てられるとしている。

 また同日、Smart Business Gatewayを活用した新サービスの第1弾として、ソーシャルメディアユーザーの傾向分析を可能にする「ソーシャルデータ活用・分析サービス」を開始した。

 ソーシャルデータ活用・分析サービスでは、ネット上で影響力を持つ“インフルエンサー”の情報を活用し、大量のソーシャルデータの中から必要なデータのみを抜粋、分析できるという。例えば、地域別、食に関する情報、施設や場所に関連した情報、ユーザーの感想情報などを絞り込んで分析し、消費者のライフスタイルの変化や消費行動のトレンドなどをタイムリーに把握できるとしている。

 ソーシャルデータ活用・分析サービスの価格は、初期費用が10万5000円、月額料金が1ユーザー当たり10万5000円(いずれも税込み)から。日立システムズは2015年度末までに、Smart Business Gateway全体で100億円の売り上げを目指す。

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