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» 2013年02月28日 07時00分 UPDATE

IBM PartnerWorld Leadership Conference 2013 Report:シェフに売り込むビッグデータ分析? IT部門以外にビジネス機会が広がる (1/3)

IBM年次パートナーカンファレンスのオープニングで最初にステージに招き上げられた顧客は、大手レストランチェーンのシェフだった。さまざまなビジネスの現場でコンピューティングが活用されるようになる中、ITの新しいバイヤーが登場している。

[浅井英二,ITmedia]
caesars01.jpg ラスベガスを代表する老舗カジノ、Caesars Palace

 西海岸から30分も飛べば、赤茶けた大地にひと筋のキラキラした高層ホテル群が見えてくる。1970年代末にこの地、ラスベガスで始まったCOMDEXは、'90年代には世界最大のコンピュータ見本市に成長、毎年秋になると何十万人もの参加者でごった返した。その後は時代の移り変わりとともにCES(Consumer Electronics Show)が主役となったが、このカジノ街は日本の業界関係者にも馴染みが深く、そして相変わらずエネルギッシュな不夜城だ。

 米国時間の2月26日、IBMの年次パートナーカンファレンス「IBM PartnerWorld Leadership Conference 2013」がネバダ州ラスベガスで開幕した。目抜き通りのど真ん中にあり、このカジノ街を代表する老舗、Caesars Palaceホテルのボールルームで行われたオープニングのジェネラルセッションには、世界各国から1500社を超えるビジネスパートナーが集まった。今年掲げられたテーマは、「Leadership on a Smarter Planet」(スマータープラネットでこれまでにない価値や体験を顧客に提供しよう)。モバイル、クラウド、ソーシャルといった成長を牽引する新しい市場やIT部門以外の新しい顧客層によってビジネス機会の拡大を狙うIBMの戦略的な構想をビジネスパートナーが共有するカンファレンスとなる。

dileo01.jpg ブルーノ・ディレオ上級副社長

 「われわれIBMの目標は、最も必要とされる会社になること。顧客からすれば、ビジネスを理解し、その差異化を助け、ビジネスの成果に責任を持ってくれる会社だ。それを実現していくには、業界や業務の専門知識を持つパートナーの存在が欠かせない」と話すのは、世界170カ国のセールスを束ねるブルーノ・ディレオ上級副社長。

 コンピューティングがバックオフィス業務の効率化にとどまらず、ビジネスの第一線へとその適用が広がるにしたがって、行政府の長やCMOが新しい顧客層として登場してくれば、パートナーの重要さは増す。LOB(Line of Business)の課題を理解するには、ITインフラストラクチャーやソフトウェアの知識やスキルだけでなく、業務に対する専門性が問われてくるからだ。

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