NTTソフト、クラウド上に展開したデータを保護する製品を発売 Salesforceから対応

ユーザーが指定するデータをクラウドに展開する際に暗号化し、クラウドから受信する際には復号化を自動的に行うことで利便性を損なわないという。

» 2013年03月06日 14時37分 公開
[ITmedia]

 NTTソフトウェアは3月6日、クラウド上に展開したデータを保護するセキュリティ対策製品「TrustBind/Secure Gateway」を発表した。4月1日に発売する。

 新製品は、DMZに設置する装置でユーザーの指定する個人情報や機密情報のデータをクラウドへ展開する際に暗号化し、クラウドから受信する際には復号化を自動的に行う。クラウドサービスの利便性を損なわず、データを保護できるのが特徴といい、まずはSalesforceが同製品に対応する。

利用イメージ

 暗号化/復号化の処理にはエアーの暗号化ライブラリの「WISE Encrypt」を用い、AESのアルゴリズムを利用する。これにより、クラウド上で暗号化された状態のデータを日本語で検索できるという。

 価格は1IDあたり月額1000円で、別途ハードウェア費やSI費などが必要。同社では金融や製造業などの利用を見込み、3年間で10億円の売り上げを目指す。

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