私物スマホのオフィス利用、最大メリットは「仕事の効率アップ」

MMD研究所がオフィスで私物スマートフォンを利用する人と、利用していない人にアンケート調査を実施した。

» 2013年03月13日 16時10分 公開
[ITmedia]

 マーケティング調査会社のMMD研究所は3月13日、「職場での私用スマートフォンの利用実態調査」の結果を発表した。25〜49歳の私用スマートフォンの業務利用者446人と未利用者112人に、それぞれアンケートした結果を取りまとめている。

 まず、業務利用者にその効果を聞いた質問では、43.0%が「仕事の効率・スピードの向上」、33.4%が「社内コミュニケーションの円滑化」、27.6%が「情報収集力の向上」を挙げた。一方、「効果を感じない」との答えも26.5%あった。

 用途別では「コミュニケーションツール」が81.8%、「会社メールの閲覧」が59.0%、「資料の保存・共有」が56.1%だった。具体的な使い方としては、コミュニケーションツールでは「社員同士での連絡や会議」(58.3%)や「顧客・取引先との連絡や会議」(47.1%)、メールでは「会社のサーバに接続して使用」(37.4%)や「会社のメールを個人メールに転送」(30.0%)、資料の保存・共有では「ホワイトボードや紙の資料を撮影し、閲覧」(31.4%)や「資料を個人メールに送信して閲覧・修正」(29.4%)などが目立った。

 スマートフォンに保存している業務関連情報では「社内の連絡先」(40.8%)や「顧客や取引先の連絡先」(36.8%)、「会社のメール情報」(33.6%)が上位を占め、「会議や打ち合わせ資料」(17.3%)や「取引情報」(9.4%)などもあった。

 未利用者が利用しない理由では「必要がない」が69.9%、「仕事に使いたくない」が27.7%、「会社で禁止」が10.7%だった。仮に利用できるとした場合に希望している用途では「メールやスケジュール、社員情報の閲覧」(30.4%)、「業務システム利用」「打ち合わせや会議資料の閲覧」(ともに13.4%)が挙げられた。

業務利用している私用スマートフォンのセキュリティ対策(複数回答、出典:MMD研究所)

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