ドコモは同社が開発したサーバ管理技術をOpenStackに寄贈した。
NTTドコモは4月8日、クラウドサービスの応答時間を最大50%短縮するというサーバ管理技術を開発したことを発表した。同技術をOpenStack Foundationに寄贈し、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェアのOpenStackの最新版としてリリースされた。
ドコモによると開発した技術は、OpenStack上でサービスごとに物理サーバを割り当てることによって、応答時間を高速化するというもの。通常は物理サーバ上に複数の仮想サーバを構築して利用されるが、物理サーバの処理能力が分散することで、応答時間の遅延の原因になっていた。
新技術は、利用状況に応じて仮想サーバと物理サーバを切り替えることができるという。仮想サーバ向けのOpenStack APIとの互換性を確保し、仮想サーバを制御するソフトウェアをそのまま物理サーバにも流用できるとしている。
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