小田急バスが遺失物管理システムを導入 落し物問い合わせへの即時対応を実現

小田急バスは遺失物管理業務の効率化を図るべく新システムを導入した。

» 2013年04月16日 16時31分 公開
[ITmedia]

 小田急バスは、先月16日にから「遺失物管理システム」の稼働を開始している。システムを提供する日立ソリューションズが4月16日に発表した。

 一般路線バス60路線と空港連絡バス4路線を運行し、1日約20万人の利用がある小田急バスでは、これらの路線で拾得した遺失物は年間2万6000件(うち警察届出件数1万5000件)、利用者からの問い合せは月平均2000件以上に上る。従来、同社では遺失物管理業務を6営業所で個別かつ手作業で行っており、担当者の作業負荷低減と、迅速な問い合わせ対応に向けた遺失物情報の一元管理が課題となっていた。

 そうした中、小田急バスは営業所6拠点に遺失物管理システムを導入。同システムは遺失物情報をサーバ上で一括管理し、各営業所での登録、検索、返還、警察届出業務を支援する。これによって、遺失物情報の検索精度向上を図り、顧客の問い合わせに迅速に対応することでサービス向上を実現したという。

 小田急バスは今年度中にお客様センターにもシステムの導入を予定する。遺失物の画像記録機能の活用によって、これまで該当の営業所でしか対応できなかった遺失物の検索対応を同センターでも可能にし、いっそうの顧客サービス向上を図る計画だという。

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