NRI、新日銀ネット対応の第2段階に向けた決済管理ソリューション対応に着手

野村総合研究所は、「I-STAR/LC」の新しい日本銀行金融ネットワークシステム対応の第2段階に向けたシステム対応に着手した。

» 2013年07月16日 18時06分 公開
[ITmedia]

 野村総合研究所(NRI)は7月16日、金融機関と日本銀行の決済管理を支援する「I-STAR/LC」について、日銀が構築を手掛ける新しい日本銀行金融ネットワークシステム(新日銀ネット)対応の第2段階におけるシステム対応に着手したと発表した。

 I-STAR/LCは日銀とコンピュータ接続する金融機関の約半数が利用している。金融決済のグローバル化や情報技術革新が一段と加速する中で、日銀は新日銀ネットの構築を2段階で進めており、第1段階は2014年1月に、国債系オペなどの受渡関連業務を変更する。NRIが今回対応する第2段階では2015年度にISO 20022への対応や稼働時間の拡大、先日付入力などの決済業務の変更を計画する。

 この対応後の「I-STAR/LC」は(1)最新の免震・耐震技術を用い、電源や空調の二重化、高度なセキュリティ対策、高負荷サーバ対応、CO2削減の取り組みなどで国内最高水準の品質を実現したNRIのデータセンターでシステムを運用、(2)長年のサービス提供を通じてNRIに蓄積されたノウハウや顧客ニーズを踏まえ、今後の金融決済のグローバル化に備えた機能を追加することで金融機関業務の高度化、効率化に対応――の2つが特徴になるという。

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