ノベル、SUSE Linux Enterpriseを機能強化

ノベルは、SUSE Linux Enterpriseの最新版「SUSE Linux Enterprise 11 Service Pack 3」の提供を開始した。

» 2013年07月18日 18時24分 公開
[ITmedia]

 ノベルは7月18日、SUSE Linux Enterpriseの最新版「SUSE Linux Enterprise 11 Service Pack 3(SLE11 SP3)」の提供を開始した。SUSE Linux Enterprise Serverのほかfor System z、for VMware、High Availability Extension、GEO Clustering for SUSE Linux Enterprise High Availability Extension、SUSE Linux Enterprise Desktop、SUSE Linux Enterprise Virtual Machine Driver Packの計7製品がSLE11 SP3としてリリースされているる。

 SLE11 SP3では新たなハードウェア、機能および機能拡張をサポートし、スケールアップやスケールアウトの選択肢を拡大したという。また、2009年にSUSE Linux Enterprise 11が提供されて以降にリリースされた全てのパッチとアップデートを収録している。これにより、ワークロードをUNIXなどその他OSから移行し、これを高い信頼性とコスト効率で稼働するためのセキュリティレベルの高い基盤として活用できるという。

 最新のAMD Opteron 4000/6000シリーズをプラットフォームとした場合、優れたスケーリング性能と仮想化ワークロードのサポートするとしている。また、インテル Xeon プロセッサーE5ファミリーおよび第4世代インテル Core プロセッサーもサポートし、これらのプロセッサに特化した機能を備えることで、仮想化および省電力の性能を向上している。

 さらに、Webサーバやクラスタ型ファイルサーバのようなストレージを共有するワークロードのためのスケールアウト機能を向上させている。Open Fabric Enterprise Distribution(OFED)など重要なドライバのアップデートも含まれている。OFEDは接続スピードを向上し、標準の選択肢を広げ、ファブリックの管理を容易にするという。ストレージの仮想化および管理を改善するため、LVMシンプロビジョニングおよび新たなiSCSIターゲット(LIO)を搭載した。

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