XPからの移行にも適した法人向けPC、日本HPが発表

日本HPは、セキュリティや省電力性を備えた法人向けのデスクトップPC3シリーズ5モデルと、ノートPCの新製品を発表した。

» 2013年08月19日 17時27分 公開
[ITmedia]
HP ProOne 600 G1 All-in-One

 日本ヒューレット・パッカードは8月19日、Microsoft Windows XPからのリプレース需要に応えられる法人向けデスクトップPCの3シリーズ5モデルと、15.6インチモデルのノートPC新製品「HP ProBook 455 G1」を発表した。

 新シリーズは、初期導入コストの低減モデルとして、省スペース型の「HP ProDesk 600 G1 SF」、21.5インチワイド液晶搭載のオールインワンPCの「HP ProOne 600 G1 All-in-One」、運用管理コストの低減モデルとして省スペース型の「HP EliteDesk 800 G1 SF」、モニタ・PC一体型の設置も可能なウルトラスリムPC「HP EliteDesk 800 G1 US」、拡張性の高いタワー型「HP EliteDesk 800 G1 TW」の5モデルをラインアップしている。

 全モデルともにTMP1.2準拠のセキュリティチップを搭載し、BIOSレベルでのポート、ドライブの無効化設定やドライブのロック機能を提供。新機能としてBIOSの自動アップデート機能などもあり、充実したセキュリティ機能を標準で備えている。さらに、上位モデルの「HP EliteDesk 800 シリーズ」は、HDDの暗号化、パスワード管理、データの完全消去など高度なセキュリティ機能を一元管理できる「HP Client Security」をプリインストールし、PCと別途購入せず、コストや設定にかかる工数を軽減している。

 600 G1 SFと800 G1 SF、800 G1 TWには、変換効率92%の80PLUS PLATINUM認証電源を採用。また、第4世代インテル Coreプロセッサ搭載により、パフォーマンスも向上している。800 G1 USと600 G1 All-in-Oneでは80PLUS認証電源を採用し、全モデルで国際エネルギースターに適合。特に800 G1 USは、4年前の同等構成モデルに比べ53%もの消費電力の削減を実現した。

 また、800 G1 USと600 G1 SF、800 G1 SF、600 G1 All-in-Oneは、従来モデルからサイズは変えず、デザインを一新した。従来モデルからの継続導入に配慮し、設置スペースを変更することなくスムーズなリプレースが可能だという。

 同時に発表したHP ProBook 455 G」は、薄型化した新デザインを採用する15.6インチサイズのスタンダードノートPC。AMDの第2世代APU(A4-4300M)を搭載し、3年前の同等モデル(ProBook 4525s)と比較して、消費電力を最大50%削減したという。新しい筐体デザインにより、ProBook 4545sよりも厚みを約21%の薄くした。

 オンラインストアのHP Directplusでの販売価格は600 G1 SFが9万9750円から、600 G1 All-in-Oneが12万4950円から、800 G1 USが10万7100円から、800 G1 SFが11万3400円から、800 G1 TWが11万4450円から、455 G1が6万9300円から。HP DirectplusおよびHP Directplusコールセンター、日本HP販売代理店、HP Directpartnerから9月中旬までに順次発売される。

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