村田学園が仮想デスクトップ環境を刷新、管理負荷を軽減

学校法人村田学園は、運営する3つの教育機関においてWyseシンクライアントおよびCitrix XenDesktopを導入し、仮想デスクトップ環境を刷新した。

» 2013年08月20日 17時43分 公開
[ITmedia]

 学校法人村田学園は、同学園が運営する東京経営短期大学、村田女子高等学校、村田女子中学校において、仮想デスクトップ環境の刷新を行った。ソリューションを提供したワイズテクノロジーが8月20日に発表した。

 村田学園が導入したのは、シンクライアント端末「Wyse T10シンクライアント」と、仮想化ソフトウェア「Citrix XenDesktop」。これにより、学園のITシステムを管理する教育研究情報センターでは管理負担の軽減を図りつつ、ユーザーの使用感を変更することなく、使い勝手の良いシステムを構築できたという。

 同センターでは、2005年にコンピュータ演習室の全端末をiMacにしたディスクレスブートシステムを構築し、2010年にはCitrix ICAベースのリモートデスクトップを採用し、処理能力の向上を図ってきた。しかし、クライアント端末台数の増加や老朽化に伴い、ハードウェアやソフトウェアの刷新、メンテナンスに要する管理負荷が増加していた。

 そこで、管理の大幅な軽減が見込まれ、一元管理可能なシンクライアント環境に移行することを決定。2011年に教育研究情報センターのサーバルームから各校の教室や職員室の既存の端末にアプリケーションを配信・管理する仕組みを整えた後、2013年にPC教室でシンクライアント端末を順次展開し、7月に東京経営短大の事務局への導入を開始した。

 採用にあたっては、シンクライアントに特化した独自開発OS「Wyse ThinOS」を搭載したWyseのクライアント端末を高く評価したという。グラフィカルなアプリケーションなど負荷が高いソフトウェアでもスムーズな動作を実現する高性能や、4〜5メガバイトのファームウェア容量でも問題なく動作する技術力の高さにも着目したという。

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