大阪大学、Oracle VDIで仮想デスクトップ環境を構築導入事例

基礎工学部情報科学科の演習端末として利用。UNIX系OSとWindowsを切り替えて利用できるシステムとなっている。

» 2012年01月26日 13時59分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは1月26日、大阪大学が同社の仮想デスクトップ基盤(Oracle VDI)関連製品を導入して、基礎工学部情報科学科の演習端末環境を新たに構築したと発表した。2011年3月に本格稼働を開始しているという。

 構築されたシステムは、シンクライアント端末の「Sun Ray 2」、x86ベースのサーバモジュールの「Sun Blade X6270 M2」、SPARCベースのサーバモジュール「Sun Blade T6320」、ストレージの「Sun ZFS Storage 7320 Appliance」「Sun StorageTek 2540」などで構成。仮想サーバをX6270 M2、DNSやメールをT6320で使用する。このシステム上で使用する仮想デスクトップは100台。

 大阪大学基礎工学部情報科学科では学生にUNIX系OSやプログラミング、通信技術、文書整形、SQLなどに関するカリキュラムを提供しており、仮想デスクトップ環境の構築ではUNIX系OSに唯一対応しているのがOracle VDIであったことから採用されたという。

 これによって大学側では学生に最新鋭のデスクトップ環境を迅速に提供できるようになったほか、シンクライアント端末にデータが残らないことによるセキュリティの向上、管理工数の減少に伴う業務効率の改善などを実現した。

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