日本オラクル、最新Xeon搭載の「Sun Server X4」発表

日本オラクルの新しいx86サーバ製品群「Sun Server X4」は、前世代サーバと比較して処理性能を35%向上しているという。

» 2013年10月28日 15時58分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは10月28日、最新の「インテルXeonプロセッサE5-2600 v2製品ファミリ」を搭載した新しいx86サーバ製品群となる「Sun Server X4」3機種を提供開始した。

Sun Server X4-2

 Sun Server X4は、クラスタ環境のデータベース、仮想環境のアプリケーションの実行に適したシステムという。前世代の「Sun Server」と比較して、プロセッサのコア数とスレッド数が増加したことで、処理能力を35%向上している。また、電力効率の高い低電圧DRAMメモリを最大512Gバイト搭載可能なため、節電とパフォーマンスの向上を両立できるという。

 Sun Server X4にはオラクルの管理ツールも実装されており、企業のシステム管理のコストや複雑さを低減できる。また、追加コストなしに「Oracle Solaris」または「Oracle Linux」を搭載でき、仮想化技術「Oracle VM」も無償で使用できるため、一体化した導入および運用をサポートするという。

 今回発表になった新製品は「Sun Server X4-2」「同X4-2L」「Sun Blade X4-2B」の3製品。Sun Server X4-2は、最大24コアのプロセッサと、512GバイトのDDR3 DIMMメモリを搭載でき、ストレージは最大で9.6テラバイトのディスクまたは3.2テラバイトのフラッシュを内蔵可能。最小構成価格は49万2499円(税別)から。X4-2Lは、最大24コアのプロセッサと512GバイトのDDR3 DIMMメモリを搭載可能で、ストレージは最大50.4テラバイトのディスクまたは10.4テラバイトのフラッシュを内蔵できる。最小構成価格は59万4889円(同)から。

 また、サーバ・モジュールのSun Blade X4-2Bは、最大24コアのプロセッサと768GバイトのDDR3 DIMMメモリを搭載可能で、最大で4.8テラバイトのディスクまたは1.6テラバイトのフラッシュのストレージを内蔵できる。価格は42万9023円(同)からとなっている。

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