Google Chromeに設定変更を通知する新機能、乗っ取り被害に対応

GoogleはWindowsを対象に、設定が変更されるとユーザーに通知する機能をChromeに導入する。

» 2014年02月04日 07時20分 公開
[ITmedia]

 Webブラウザの設定を変更してしまうマルウェアの被害が急増していることを受け、米GoogleはWindowsを対象に、設定が変更されるとユーザーに通知する機能をChromeブラウザに導入すると発表した。

 Googleによると、こうしたマルウェアは無料スクリーンセーバーやゲームなどに付いてきて、Webブラウザの設定を乗っ取ってしまう。ユーザーからの被害報告は急増し続けているという。

 同社は2013年10月、この問題に対応してChromeに「設定リセット」ボタンを追加した。しかし、それでもユーザーからの苦情が減らなかったため、設定が変更されるとWindowsユーザーに通知する機能を導入することにしたという。

「設定リセット」ボタン

 この通知画面に表示される「リセット」ボタンをクリックすると、Chromeの設定が初期状態に戻る。ただし設定をリセットすると、それまでにインストールしていた拡張機能やアプリ、設定などは全て無効になるため、自分でインストールし直す必要がある。

ユーザーへの通知イメージ(Googleより)

 ところが、マルウェアの中にはユーザーが設定をコントロールできなくしてしまうものもあり、自分で設定をリセットしても、すぐにまた乗っ取られるケースもあるという。そのような場合はChromeのヘルプフォーラムなどを参考にして、不正なプログラムをアンインストールする必要がある。

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