米Googleは1月14日(現地時間)、Webブラウザ安定版の最新バージョンとなる「Chrome 32」(バージョン 32.0.1700.76)をWindows、Mac、Linux、Internet ExplorerのChrome Frame向けに公開した。インストール後、ブラウザの再起動が必要。
新機能の1つとして、タブにページの状態を示すアイコンが表示されるようになった。アイコンは3種類あり、音声を再生しているページ、Webカメラを使っているページ、Chromecastにコンテンツをcastしているページが分かる。
複数のタブを開いていて、表示していないタブで突然広告動画の再生が始まった場合などに、アイコン表示ですぐに分かるようになった。音声再生ページのスピーカーアイコンは、音声が再生されている間だけ表示される。
米MicrosoftのWindows 8では、メトロモードで「Chromeアプリランチャー」が利用できるようになった。また、複数のChromeブラウザのウィンドウを開けるようになった。デスクトップモードでのユーザーインタフェースも改善された。
また、マルウェア対策として、ダウンロードするファイルをスキャンし、マルウェアが含まれていると判断すると自動的にダウンロードを停止し、ダウンロードトレイに警告を表示するようになった。警告されてもファイルをダウンロードしたい場合は、警告表示の「Dismiss」をクリックすればダウンロードが完了する。
セキュリティ関連では、攻撃者のGoogleアカウントと警告なしに同期される脆弱性(Googleの4段階評価で上から2番目に高い「High」)などの脆弱性に対処した。Googleは前回から、リリースノートですべての脆弱性の内訳を公表していない。
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