Appleが公開した「iOS 7.1」、脆弱性を多数修正

車載システム「CarPlay」のサポートなどの新機能が加わったほか、深刻な脆弱性が多数修正された。

» 2014年03月11日 07時22分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleは3月10日、iPhoneやiPad向けのOSの最新版となる「iOS 7.1」を公開した。車載システム「CarPlay」のサポートなどの新機能が加わったほか、深刻な脆弱性が多数修正されている。

 iOS 7.1はiPhone 4以降とiPad 2以降、および第5世代のiPodに対応する。脆弱性は計24項目が修正された。中でもブラウザエンジンのWebKitにはメモリ破損の脆弱性が多数あり、細工を施したWebサイトを閲覧すると、任意のコードを実行される恐れがあった。

 その他にもバックアップやFaceTime、iTunes Store、Safari、アカウント設定など、さまざまな機能やコンポーネントの脆弱性が修正されている。バックアップの脆弱性では復元の過程でファイルシステムを書き換えられる恐れがあった。iTunes Storeでは中間者攻撃によって不正なアプリをダウンロードさせられる恐れのある脆弱性が修正された。

 機能面ではCarPlayのサポートのほか、音声アシスタント「Siri」やカレンダーなどの機能強化、各種のバグ修正などが盛り込まれている。

iOS 7.1ではセキュリティ上の対応も多々取られている

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