米Appleは3月10日(現地時間)、「iOS 7.1」をリリースした。iPhone 4、iPad 2、iPad mini以降とiPod touchの第5世代のユーザーはiTunesあるいはOTAでアップデートできる。
年内にホンダやVolvoなどから対応モデルが発売される予定の「CarPlay」に対応した。iPhoneを対応する車にLightningケーブルで接続することで、車のダッシュボードのディスプレイで音楽、ナビ、通話、サードパーティー製のオーディオアプリを利用できる。
キーボードの[Shift]の↑が白抜きになったり、電話の着信画面いっぱいに相手のプロフィール写真が表示されていたのが小さくなり、スライドではなくタップで出るようになるなど、細かい修正が多数追加された。
アニメーションの速度も体感できる程度に速くなっている。
Siriに話しかける際にホームボタンを押し、話し終わるタイミングでボタンから手を離すことで、最後まで話を聞いてもらえるようになった。従来は自動認識のみだったので、命令の途中でさえぎられることがあった。
従来より自然な男声と女声になり、日本語でも男声を選べるようになった。[設定]→[一般]→[Siri]の「声の性別」で男性か女性を選べる。
月表示画面にイベント一覧ボタンが追加され、これをタップすると画面の下に表示している月のイベントを表示できる。
日表示画面では、リストボタンをタップすると1日のイベントが一覧できる。
「文字を太くする」オプションに対応するサービスが増えた。キーボード、計算機、アイコングリフの多くに適用された。また、アプリの表示色を濃くするなどの、見やすくするオプションが追加された。
iPhone 5sのカメラの設定で、HDR(ハイダイナミックレンジ合成)を自動的にオンにできるようになった。
iOS 7.0.6のアップデートの際にバッテリーの消費が激しくなった問題が修正されたかどうかはAppleの詳細情報には明示されていない。既にインストールしたユーザーやメディアなどによると、インストール後この症状はなくなったという。
セキュリティ関連の修正については別記事を参照されたい。
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