同期や共有の機能に加え、ファイルの監査機能やeDiscovery サービスも備えた企業向けのサービスとなる。利用価格は1ユーザーあたり月額1200円。
Googleは米国時間の6月25日、カリフォルニア州サンフランシスコで開催した開発者向け会議の「Google I/O 2014」で、企業向けの新サービスの「Google Drive for Work」を発表した。容量無制限ながら高度なセキュリティ機能を備える。日本での利用価格は1ユーザーあたり月額1200円。
新サービスは、ファイルの同期や共有の機能に加え、新たに管理者向け機能としてファイルの監査やeDiscovery(訴訟に関する証拠開示)サービスなどを備える。監査機能ではファイルの移動や削除、社内外でのファイルの共有などの状況を監視でき、ファイル検索のGoogle Apps VaultやGoogle Apps for Businessの機能が含まれている。
保存容量は無制限となるが、5ユーザー未満のアカウントではユーザーあたりの容量が1テラバイトまでとなる。保存可能なファイルサイズは最大5テラバイト。アップロードされる全てのファイルは、端末と同社データセンター間の通信経路やGoogleのサーバ内でも暗号化され、不正なアクセスによる悪用を防止できるとしている。
SSAE 16/ISAE 3402 Type II SOC 2-auditやISO 27001、Safe Harbor Privacy Principlesなどの各種セキュリティ基準を満たし、HIPAAなど業界固有のセキュリティ要件に対応するという。
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