Googleが、Google Play Musicの強化を目指し、音楽プレイリストアプリを手掛けるSongzaを買収した。
米Googleは7月1日(現地時間)、音楽プレイリストサービスの米Songzaを買収したと発表した。取引の詳細は公表されていないが、米TechCrunchによると買収総額は1500万ドル前後という。
GoogleはSongzaのプレイリスト機能をGoogle Play Musicに統合する計画。さらに、YouTubeやその他のサービスでもSongzaの技術を採用することを検討しているという。
Google Play Musicには既にアルゴリズムによるプレイリスト作成機能があるが、Songzaのプレイリストは“音楽の専門家”による手作りであることが特徴。ジャンルやアーティストだけでなく、例えば「クールな友達を楽しませる」「汗だくのダンスパーティー」「シャワーを浴びながら歌う」「自信をつける」などのユニークなプレイリストが用意されている。
Songzaは2008年創業のニューヨークに拠点を置く非公開企業。AndroidおよびiOS向けの同名の音楽アプリを無料で提供している。Googleは“すぐには”Songzaのサービスに変更を加えないとしているが、Songzaの公式ページおよび公式Facebookページは既になくなっている。
米Appleが買収を発表したBeats Musicの音楽サービスもプレイリストが特徴の1つだ。こちらの買収総額は約30億ドルだ。
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