OS X Yosemite初のアップデート「10.10.1」でWi-Fi信頼性など多数の改善

Appleが、10月にリリースしたOS X Yosemiteの初のアップデートの配信を開始した。苦情の多かったWi-Fiの信頼性向上の他、日本語入力ができなくなる不具合の修正など、多数の改善が含まれる。

» 2014年11月18日 07時35分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleは11月17日(現地時間)、Mac版OSである「OS X Yosemite(Version 10.10)」のアップデート「10.10.1」の配信を開始した。10月16日のリリース後、初のアップデートになる。

 yosemite

 アップデートの内容の筆頭は「Wi-Fiの信頼性が向上します」となっている。これまでにAppleのサポートコミュニティーには多数のユーザーからWi-Fiに接続してもすぐ切断されるなどの苦情が寄せられていたが、これが改善されるもようだ。

 この他、Microsoft Exchange Serverに接続する際の信頼性の向上、メール送信の際の信頼性の向上、「どこでもMy Mac」の信頼性の向上、通知センターの不具合の修正、Mac App Storeでアップデートが表示されない不具合の修正、Mac miniでスリープから復帰しない不具合の修正、タイムマシンで古いバックアップが表示されない不具合の修正、日本語入力ができなくなる不具合の修正などが含まれる。

 セキュリティ関連では、任意のコード実行に使われる恐れのあるWebKitの解放後使用の脆弱性や、情報流出の脆弱性など4件が修正された。

 Appleは同日、モバイルOS向けにも「iOS 8.1.1」のアップデートを配信した。

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