OS X Yosemiteの不具合まとめ週末アップルPickUp!

» 2014年10月27日 13時10分 公開
[らいら,ITmedia]

 OS X 10.10 Yosemiteの正式リリースから約1週間が経ちました。新機能やデザインについて感想が飛び交うなか、徐々に不具合やバグについての情報も出てきたようです。

私もYosemiteにアップグレード後、Twitterクライアントの「Janetter」が起動のたびにクラッシュしてしまい、ただいま対応待ち。あちゃーです

 実際に動作確認したわけではありませんが、「ユーザー辞書が消失」「IllustratorやPhotoshopの旧バージョンの動作がおかしい」「Microsoft Office for Macの挙動が変」などの不具合が、ネット上に寄せられています(参考:Apple サポートコミュニティ)。

 不具合報告の中でも特に目にするのが、「Instant HotspotやHandoffがうまく動作しない」という声。iOS端末とのテザリングが簡単にできる「Instant Hotspot」や、デバイスから別のデバイスへ作業を引き継ぐことのできる「Handoff」は、OS X Yosemiteの目玉機能の1つ。楽しみにしていた人が多いぶん、うまく連係できずガッカリしている人が多いようです。

 もしかしたら不具合ではなく、単に対応モデルではないのかも? 実はMacはBluetooth 4.0(BLE)に対応した以下のモデルでしか使えません。ちなみに、AirDropを使ってiOS端末とMac間でファイル共有する場合も、同条件が必要です。

  • MacBook Air(Mid 2012 以降)
  • MacBook Pro(Mid 2012 以降)
  • iMac(Late 2012 以降)
  • Mac mini(Late 2012 以降)
  • Mac Pro(Late 2013)

 アップル公式のサポート情報ページには記載がありますが、YosemiteやiOSの「連係」ページにはMacの条件一言も書いてないじゃないですかやだー!

 自分のMacが対応しているか不明な場合は、「option」キーを押しながらメニューバーのアップルマークをクリックし、「システム情報…」を選択。「Bluetooth」の項目を開き、「Bluetooth 低エネルギー(BLE)」「Handoff」「Instant Hotspot」の欄を見れば、それぞれ対応しているかどうか確認できます。

この原稿を書いているMacBook Pro(Late 2011)ちゃんは、3つの項目すべて「いいえ」でした。3年前の型でもアウトですか……

 iOSデバイスでは、iOS 8を搭載した以下のモデルに対応しています。

  • iPhone 5 以降
  • iPhone 4s (iPhone の通話共有のみ)
  • iPad(第4世代)、iPad Air、iPad Air 2
  • iPad mini、iPad mini Retina ディスプレイモデル、iPad mini 3
  • iPod touch(第5世代)

 さらにInstant Hotspotを使うには、iOS 8.1が必要です。通信キャリアのテザリングオプションに入っているかも要確認。

 これらすべての条件を満たし、MacとiOS端末側の設定を済ませたにもかかわらず動作しない場合は、不具合の可能性があります。今後のアップデートを待ちましょう。

 アップグレード直後の不具合は恒例行事のようなもの。今回の報告を見ると、不具合の多かったOS X 10.9 Mavericksや、致命的なバグで公開中止になった先日のiOS 8.0.1に比べ、Yosemiteは割と優等生のようにも感じました。それよりInstant HotspotやHandoffの動作条件が複雑で脳内がパンクしそうです。

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