日立ソリューションズは、指静脈認証装置とシングルサインオンソフトウェアを組み合わせ、「VMware Horizon」上で動作可能な製品の提供をはじめた。
日立ソリューションズは1月20日、指静脈認証とシングルサインオンを仮想環境で実現する「セキュア端末 認証強化ソリューション」の提供を開始した。
VMwareのデスクトップ仮想化ソリューション「VMware Horizon」上で、同社の指静脈センサーを用いた認証装置「静紋 J300」とクライアントPCで動作するシングルサインオンソフトウェア「SRGate クライアントエージェント」が動作することを検証済みとし、ソリューションとして製品化。Windows系OSを搭載したシンクライアント端末のほか、Windows以外のシンクライアント端末においても指静脈センサーによる認証システムとともに、複数アプリケーションの認証を横断して一括管理できるようになる。
モバイル活用やワークスタイルの多様化ニーズに応じ、仮想デスクトップ環境を採用する企業が増える中、企業はリモートアクセスの情報漏えい対策とユーザーの利便性向上を両立する手段の導入や実現が急がれている。同社はVMwareのほか、「Microsoft VDI」「Citrix XenDesktop」「Citrix XenApp」に対応する生体認証ソリューションを提供済み。今回VMwareへの対応も加えることで、より幅広い企業ニーズに対応できるようになる。
価格は以下の通り
製品 | 価格(税別) |
---|---|
指静脈認証管理システム 静紋 | 2万8000円/台 |
認証管理システム AUthentiGate J300クライアントライセンス料 | 2万円/1ライセンス |
シングルサインオンソフトウェア SRGateクライアントエージェント | 70万円/100ユーザー |
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