Twitter、「NTTデータは今後もFirehoseを利用する」とGnipの発表に補足説明

Twitter傘下のFirehose(ユーザーデータ)再販企業Gnipが、サードパーティーの再販業者へのFirehose提供を打ち切ると発表したことについて、Twitter Japanが「NTTデータは今後もユーザーデータを利用する」と補足説明を行った。

» 2015年04月15日 10時19分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 Twitter Japanは4月15日、13日に米Twitter傘下のGnipが公式ブログで発表した再販業者へのFirehose提供打ち切りについて、再販業者の1社であるNTTデータに関しての補足説明を行った。

 gnip

 Gnipのブログでは「Firehoseのユーザー企業への提供を他の再販業者を通じる方法からTwitterが直接提供する方法への移行を8月半ばに完了する見込み」となっており、これに基いてアイティメディアを含む多数のメディアがNTTデータを含む再販業者へのFirehose提供が打ち切られると報じた。

 Twitter Japanによると、「データのライセンス契約を自社で行うことに」し、「Twitter/GnipとNTTデータさんの両社は次のステージに向けた話し合いを続けてい」るという。

 NTTデータは「データ再販パートナー」から「戦略的ソリューションパートナー」へと変わるが、NTTデータがTwitterデータを利用する点に変更はなく、NTTデータのユーザー企業は今後もNTTデータ経由でTwitterデータを利用できるだけでなく、よりNTTデータの強みを生かしたサービスを利用できるようになるとしている。

 gnip 2 現在のNTTデータによるデータ再販事業イメージ

 もう1つのFirehose再販業者であるDataSiftは、ユーザー企業がDataSiftのプラットフォームでFirehoseを8月以降も使い続けるためには、別途Twitter/Gnipとのライセンス契約を新たに結ぶ必要があると説明している。

 NTTデータのユーザー企業についてはまだ不明だ。「既存契約の移行に関しましては、案件特性を踏まえて個別に精査を行います」となっており、8月半ばまでにはユーザー企業への説明が行われるようだ。

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