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» 2015年07月14日 17時13分 UPDATE

ソースコードを触らないシステム開発、ユーザーの内製化も支援

開発ツールを手掛けるOutSystemsと国内販売元のBlueMemeが、ソフトウェア開発人材の不足に対応するという事業強化を表明した。

[ITmedia]

 システム開発ツールベンダーのOutSystemsと国内販売元で受託開発なども手掛けるBlueMeme(ブルーミーム)は7月14日、都内で事業戦略説明会を開催した。大型のシステム開発案件が相次ぐ国内でソフトウェア開発人材の不足が指摘される中、ソースコードを触らないというOutSystemsのツールを企業に訴求し、内製化などの取り組みを支援するという。

 OutSystemsは、2001年のポルトガルに本拠を置く企業。モデル駆動型開発基盤製品「OutSystems Platform」という製品を展開し、25カ国で500社以上の顧客を持つ。同製品で7万4000以上のシステムが開発されているという。

 会見でOutSystemsのパウロ・ロサドCEOは、デジタルマーケティングなどの拡大に伴って企業システムの変革やシステム開発の“高速化”が求められていると指摘。その一方でレガシーシステムが変革を妨げており、パッケージやSaaSではきめ細かいニーズへの対応が難しいことや、クライアントデバイスの多様化といったシステム開発における複雑性が課題だと指摘した。

 BlueMemeの松岡真功代表取締役は、ソフトウェア開発案件の増加による技術者不足の問題を挙げ、アジャイル開発を生かしたシステム開発の効率化やコスト削減に取り組む必要性を提起した。

stsyt001.jpg データベースまでカバーし、システム開発のライフサイクルを包含するという

 松岡氏によればOutSystems Platformは、開発者がGUI上で業務アプリケーションの設計モデルを操作することにより開発する「ビジュアルモデリング」という手法を採用する。クライアントツールから設計モデルのデータを生成すると、サーバ側でソースコードが自動生成され、このモデルデータをテストや本番環境にも用いて、システムをデプロイさせることができるという。

 またこの手法を採用することで、例えばJavaから.NETへ、もしくはその反対のケースといったシーンで、ソースコードを触ることなくプラットフォームに合わせた改修も行える。モデルデータを開発していく際、認証やログ出力、データベースやWebのセキュリティ対策といった非機能要件も自動的に実装し、開発者のスキルに左右されないシステム品質も担保するとしている。

 松岡氏は、「ビジュアルモデリングを活用することで、システム開発の主導権をユーザー企業が持てるようになり、内製化などにも取り組みやすい」と話す。

stsyt002.jpg ビジュアルモデリングのイメージ

 国内では大手SIerや教育機関、製造系企業など20数社で導入実績があり、このうち約4分の1が規模1億円以上のプロジェクトで採用されているという。BlueMemeは、OutSystems Platformをオンプレミス版やクラウド版で提供し、利用料は年間360万円からと設定。2018年までに200社以上への導入を目指すと表明した。

 ロサド氏は今後日本での製品展開やサポートのために投資を強化すると説明。6月にリリースした最新版で日本語環境への対応を拡充したほか、次期版では様々なテストツールと連携するためのAPIの提供拡大を図る予定だとしている。

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