米中央情報局(CIA)長官の私用メールアカウントから流出したとされる情報が、告発サイトのWikiLeaksに掲載された。
告発サイトのWikiLeaksは10月21日、米中央情報局(CIA)のジョン・ブレナン長官の私用メールアカウントから入手したとする情報を掲載した。ブレナン長官は情報関連プロジェクトのために私用メールを使うことが時折あったとしている。
報道各社はこれに先立ち、ブレナン長官が使っていた米AOLのメールアカウントが何者かにハッキングされ、公務関連の情報やブレナン氏の個人情報が流出したと伝えていた。
ブレナン長官の前任だったデービッド・ペトレイアス氏も、機密情報の扱いに関する問題が発覚して2013年に辞任に追い込まれている。
WikiLeaksによると、ブレナン氏は1980年〜2005年までCIAに勤務した後、情報分析企業のThe Analysis Corp(TAC)を設立。中国やイランなどにかかわるオバマ陣営の外交政策にかかわり、2009年に大統領補佐官(国土安全保障・テロ対策担当)に就任した。
今回同サイトに掲載されたのは2007年〜2008年にかけての文書で、ブレナン氏個人の身上書や対イラン外交に関する提言、テロ容疑者の尋問手段などに関する内容が含まれている。
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