こうした課題は多くの情シスを苦しめ続けている硬い壁なわけですが、だからこそいろいろ試行錯誤している人もいて、情シスもたくさん集まればさまざまなアイデアが出てくるものです。希望が見えたのか、最初に悩みを語り合っていたときには渋かった皆さんの表情が、後半には明るくなっていたように思います。
最後に発表された各チームの持論(コミュニケーションのポイント)は、以下の通り。
難しいユーザーにも自分の方から先手を打って近づいていく「攻めの姿勢」がポイント――。そんな思いが各チームに共通していたように感じます。
ディスカッションの中では、「ユーザー部門のフロアに出向いてそこで仕事をし、自分のことを知ってもらう」「普段からユーザーと仲良くなっておき(全方位ナンパ)、必要なときはLINEやSNSでコミュニケーションできるようにしておく」など、具体的な取り組みも聞くことができました。敵ではなく味方になってくれるユーザーをいかにたくさん作るか――、そう考えると明日からの仕事が少し楽しくなりそうですね。
グループワークの後は、お酒を片手に軽食をつまみながらの交流会で盛り上がりました。同じ情シス同士、似たような悩みを話す中で問題解決のアイデアがひらめいたり、自社では当たり前の取り組みが他の人にはヒントになったりと、社外交流の良さが感じられる会でした。
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