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» 2016年08月25日 13時00分 UPDATE

高精度なパーソナライズでCPAが3分の1に 富士通のビッグデータ対応プロモ支援サービスで

富士通は、ビッグデータを統合・分析し、企業のプロモーション施策を高度化する「DMPインテグレーションサービス」を発売した。顧客一人一人の購買・行動履歴に基づいた最適なプロモーションを提案し、企業のビジネス拡大を支援する。

[ITmedia]

 富士通は8月23日、企業の既存顧客とのエンゲージメント強化に向けたデータ活用のニーズの高まりを受け、社内外のさまざまなデータを統合・分析し、効果的なプロモーションを実現する「DMP(Data Management Platform)インテグレーションサービス」を発売した。

 DMPインテグレーションサービスは、企業が保有する顧客情報などの多種多様な基幹データを統合管理するデータベース層およびデータと、サービスプロバイダーが持つインターネットでの検索・閲覧などのアクセスデータを結び付け、一人一人の購買・行動履歴に基づいた最適なプロモーションを実現するデータ統合・分析・活用基盤を提供するという。異なるチャネルごとに収集されている顧客情報を統合し、インターネット上の匿名データや第三者が保有する外部データをマッチングさせる技術は、富士通独自のもの。

 これにより、Webプロモーションやメールキャンペーンといった利用シーンに合わせたデータの蓄積から活用までをサポートし、さまざまな情報を統合・分析することで、個々の顧客を意識したプロモーション施策の立案・実行を可能にするとしている。

 DMPインテグレーションサービスを利用することで、企業サイトでのパーソナライズ表示や、ECサイトでの高精度なレコメンド、適切なタイミングでのキャンペーンメール発信、ディスプレイ広告の効率化などといった従来は人手と時間を掛けて行っていた細かなプロモーション活動を自律的に行えるようになるため、既存顧客とのエンゲージメント強化に加え、ビジネス拡大に向けた見込み客の獲得に貢献すると富士通は説明している。

Photo 「DMPインテグレーションサービス」のイメージ(富士通提供)

 富士通では、DMPインテグレーションサービスの発売に先駆け、2015年10月から12月にかけて自社のPCショッピングサイト「WEB MART」のディスプレイ広告配信において実証実験を行った。富士通の顧客データと広告事業を手掛けるSupership社が保有するデータを連携させ、広告を出稿するターゲットをより細かく絞り込むことで、CPA(Cost Per Action:広告閲覧から購買に至る一連の消費者の行動1件当たりに掛かる広告コスト)値を3分の1に削減することができたという。

 DMPインテグレーションサービスの販売価格は個別見積で、サービスの提供時期は2016年10月からとしている。富士通では、2018年度までに「DMPインテグレーションサービス」および関連ソリューションで累計100億円の販売目標を掲げている。


 サイト訪問者などの顧客に対して個別最適化された広告配信やメール発信は、製品・サービスの認知度向上、売り上げアップといった効果を期待してが多くの企業が取り組んでいるが、一方で、運用負荷の軽減、効率化などは常に課題といえる。DMPインテグレーションサービスのようにデータ活用やプロモーションを統合的にサポートするサービスは、効果的なマーケティングソリューションとして今後も需要が高まっていくだろう。

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